Aikの趣味日記

イラストや動画制作の進捗、雑記等を細々と投稿するブログです。

Library of Ruinaプレイ感想&推しポイントをまとめてみた

はじめに

お久しぶりです、筆者です。
とうとう出ましたね、LoR…もとい『Library of Ruina』!
store.steampowered.com

昨日(2020/05/16)の20時にリリースされました当作品…。
前作のLobotomy Corporationの続編にあたる今作品、筆者も待ち遠しにしておりました。

今回の記事では、LoRを7時間ほどプレイしてみた感想やらなんやらを述べていけたらと。
前作のろぼとみとの違いや、ゲームシステム…そして推しポイントを紹介していければと!

※なお、今回紹介する情報は2020/05/16に公開された「パッチノートV1.0.0.g」適用後のLoRに基づきます。
現行のLoRとは大きく乖離している可能性もありますのでご留意をば。

それではいきましょう。

前作との違い

まずは、前作との違いから。
トレーラーや発売日直前に公開された『LoRマニュアル』を見て薄々感づいていましたが、前作とは全くの別ゲーと化しています。

ゲームシステムについて

前作はアブノーマリティ…もとい幻想体をお世話していく「シミュレーションゲーム」に近い感じでした。

各職員の特性を見極め、適切な幻想体に対し世話をするよう指示を飛ばし、暴走したら鎮圧指示を飛ばす…。
キャラクターの動きを完全に制御できないといった点では、RimWorldの様なゲームにも若干近いかもしれません。

それに反し、今作は完全なバトルゲームと化しています。
方向性的には『シノアリス』や『アズールレーン』に近しい感じ。
対峙する敵(序盤だと1~3人程度)に対し、「誰に対して」「どんな攻撃を」行うのかを指示し、戦闘の行方を見守る…。

"LoRバトル画面"
バトル画面はこんな感じ。 左側が敵キャラ、右側が味方キャラです

前作と比べると、かなりライトなゲームになったんじゃないかなぁと思います。

余談

ちょっと記憶がうろ覚えですが…。
LoRの販売元のProject Moonさんが「今後のProject Moonについて」みたいな記事で:

Lobotomy CorporationはPCゲーム専用に作成してしまったため、他ハード(スマホなど)への移植はできない。
次回作については、PCだけじゃなくスマホにも展開可能なゲームを作成しようと思っている。

…的なことを話されていた気がします。
上記を踏まえると、確かにLoRはスマホゲーでもやりやすそうなゲームだと感じます。

…とはいえ、一画面の情報量が多めなので…。
アズールレーンみたいな情報量の詰まり具合になりそうですが。

ゲーム難易度も前作と比べると遥かに低い気もします。
慣れてくれば、弱めの敵なら1回のバトルに2分もかからない程度。

前作は育成目的で残業を頑張ると、1日をクリアするだけで数時間とかかってましたから…。
スキマ時間にもやりやすいゲームになってるのかなぁと思います。

また、リリースしてすぐのアップデート「パッチノートVer1.0.0.c」では敵の弱体化など、難易度を和らげる方向に調整してくれています。
本ゲームはまだアーリーアクセス段階なので、今後のアップデートによってはもっともっと難易度が下がるかもしれませんね!

UI面やBGM、イラストについて

UI面についても、前作よりパワーアップ…というか前作とはまるきり異なるUIの雰囲気となっております。
前作は「スタイリッシュで直線的」なUIであり、シンプルでどことなく機械的なものを感じさせる印象でした。
((色についても割と「彩度の高い色」を多用してあった気がします

それに対し、今作は「優雅でクラシック」なUIであり、色も「彩度が低めな色」を多用してあります。

"LoR図書館情報閲覧画面"
こんな感じ

四辺に細かな装飾もちりばめられており…どことなく高級感を感じるテイストだなぁと。

BGMについても、優雅なテイストに合わせてあるのか全体的に落ち着いたものが多いです。
前作の曲でいうと、ティファレト鎮圧時に流れる曲が近い感じ…。
少なくとも、Level2警告時に流れる曲とは全然異なります。

「試しに聴いてみたい!」という方は、公式さんがYouTubeにBGMをUPしてくれてるので…。
そちらからぜひ。

youtu.be youtu.be

立ち絵についてもかなりの変化が…。
実は、前作に登場していたキャラの何人か(というかほぼ全員)が今作でも登場するのですが…。
服装や髪型どころか、絵柄まで丸っと変わっています

例えばマルクトちゃんはこんな感じ…。

"LoR版マルクト比較"
劇的ビフォーアフター

まぁ、前作の絵柄にこのUIやBGMは合わないだろうなと思いますし…。
何より前作も今作も魅力的な絵であることは間違いないなと思います!

ちなみに、今作は前作のキャラ以外の登場人物がとっても多く出てきます。
1つのバトルステージに3人程度は新しいキャラが出現します…。
正直「どれだけキャラがいるんだろう」って思うくらいには多いですね。

それらのキャラにもきちんと異なる絵が付いており&場合によっては1枚絵も挿入されています。
ストーリーの流れからして、恐らく1回きりしか登場しないであろう人物に…今作の気合の高さが感じられますな…。

"LoRスチル絵 - ネズミ"
こういうスチル絵だったり

"LoRスチル絵 - 鈎事務所"
こういうスチル絵だったり

何とメインテーマ付き!

そして、驚くべきことに…今作には「メインテーマ」が付いてます!

SteamのLoRのページからも、メインテーマムービーを観ることができます

メインテーマを歌われているのは『Mili』さん。
リズムゲーDeemoの『Nine Point Eight』や『Utopiosphere』、アニメ『ゴブリンスレイヤー』のOP『Rightfully』を手掛けられたあのお方です。

メインテーマにはムービーも付いており…インディーズゲームとは思えないほどの高クオリティなムービーに仕上がってありました。すげぇよ…。

前作との比較はここまで、お次はゲームシステムの具体的な紹介を…
…と思いましたが、この紹介だけで丸々1記事分書けそうなボリュームとなりました…。
ゲームシステムの紹介については、別記事にまとめておこうと思います。

代わりにここからは、LoRの推しポイントについて述べていければと!

LoRのここがいい!

シナリオパートが全部フルボイス!

今作のLoRは、なんとインディーズゲームとしては超珍しいフルボイス付きです!
※シナリオパートのみであり、バトル画面ではボイスは付いていません

とはいえ、ボイス自体は韓国語なので…。
韓国語が分からないプレーヤーにとっては「キャラの声の雰囲気がわかる」程度ではありますが。
((まぁ開発会社の母国以外の国のフルボイス化は、時間的にも予算的にも無理でしょうしね…。

ちなみに個人的には、この韓国語ボイスはかなり気に入っています。
というのも、前作をやってるとキャラのボイスイメージが頭に染み付きすぎてしまってですね…。
下手に日本語で喋られてしまうと、自分の中のボイスイメージと乖離しているときに戸惑っちゃいそうで…。
((FFやドラクエにボイスが付くのに抵抗ありまくり系なのと同じように…

その点、知らない言語であれば「声の雰囲気」程度しか分からないので。
自分の中のボイスイメージと照らし合わせながら、ある程度脳内補完できるんですよね…。

また、各キャラを演じなさっている声優さんの質もよさげだなと。
特にローランのボイスが素晴らしくてですね…。
ちょっと砕けた感じの、飄々とした面も見られるキャラを素敵に演じてあられます。

また、物語序盤でアンジェラから尋問を受けるのですが…。
尋問中の、痛みからの絶叫ボイスがもうなんとも素晴らしくて。
この時点でローラン役の声優さんへの期待度爆上がりですよ!

ローランはアンジェラや他キャラとの掛け合いも多く、ストーリー中で最も見かけることになるキャラでもあるので…。
ここまで素敵な演技をなさる声優さんが担当なされていると、ゲーム自体のクオリティも高く感じるなぁと…さすがプロムンさん。

余談

実は、今回のフルボイスはクラウドファンディングによって成し遂げられたものです。
クラウドファンディングページはこちら※支援自体はもうできません

フルボイスだけでなく、今作のOPにボーカル曲が付いたこと、ゲーム中のキャラのカスタマイズなど様々な要素が本クラウドファンディングの達成によって成し遂げられております。
…今見たら、達成率が538%にもなってましたね…。
本プロジェクトの人気具合が分かる次第です。

登場キャラクターが多く、世界観をより理解しやすい!

前作では、登場キャラクターは管理人とアンジェラ、そして各部門のセフィラ達くらいしかいませんでしたが…。
今作では非常に多くのキャラが登場します。

それに合わせ、前作では謎単語だった「裏路地」「翼」「頭」といった単語にも多く触れられており。
それぞれの単語がどういう意味を指す言葉なのか、このゲームを通じて少し分かるようになるなぁと。

序盤のネタバレかもしれないので閉じコンテンツで…

実は登場キャラクターのローランは、裏路地出身のフィクサー(便利屋)という設定であり。
序盤では様々なキャラクターがどういう経緯で図書館にやってくるのかをアンジェラとローランが見るという形なのですが…。
そこで、アンジェラがよく知らない「裏路地」や「フィクサー」のことを、ローランに質問し回答する…といった場面が多く見られます。

このことを通じ、プレイヤーはLoRの世界観を知っていくという流れです。

ちなみに前作キャラを除き、今回新しく登場するキャラクターのほとんどは「恐らく1回しか出番がないキャラクター」(だと思う)のですが…。
そのキャラクターに対しても、1人1人にきちんと立ち絵とボイスがついています。
いやもうどんだけ凝ってるんすか…って感じですよ。しゅごい…。

人間だけでなく、機械の体を持つキャラクターなど多種多様なキャラが出てくるので…。
ファンアート界隈が盛り上がるかもしれませぬな…。

職員司書のカスタマイズがしやすい!

前作で職員のカスタマイズができたように、今作でもバトル画面にて使用するキャラクター…「司書」の外見をカスタマイズすることが可能です。
※ローランやマルクトなどの、一部の司書はカスタムできません。

そして、そのカスタマイズ画面も前作からパワーアップしており…。
非常にグラフィカルに変更ができる形となっているなと。

"LoR司書カスタマイズ画面@外見"
こんな感じ

また、名前については「直接入力」するだけでなく、「テンプレートから選択する」ことも可能です。
テンプレートの名前には、前作でよく見かけた名前もちらほらと…。

"LoR司書カスタマイズ画面@名前"
こんな感じ

これは前作の職員沼ならぬ「司書沼」が広がる予感がしますね…。

なお、前作では「自分で作った髪型等の画像を適用させる」こともできました。
そして今作でも出来そうな予感がした(それっぽいフォルダがあった)のですが…。

"LoRのCustomizeフォルダにカスタム画像を入れてみた"
これでダメでした

上記のように、前作と同様に画像を配置するだけでは出来ませんでした…。
プログラム側がまだ未対応なのか、それとも配置方法がまずいのか…。
設定ファイルを別途書かなきゃいけない、という可能性もあるかなと。

公式のアナウンスを待ってみてもいいかもしれませんね…。
((もし出来たという方、コメントかTwitterにリプくれれば幸いです…!

アップデートが早い!

前作がそうだったのかは分かりませんが、今作Library of Ruinaのアップデート速度は尋常じゃないくらい速いです。
LoRがリリースされてからのアップデート頻度はこんな感じ:

リリース日時 アップデート名 主な修正内容
2020/05/15 21:44 パッチノートVer1.0.0.a バグ修正
2020/05/15 22:56 パッチノートVer1.0.0.b フリーズバグ修正
ストーリースキップ機能追加
2020/05/16 02:10 パッチノートVer1.0.0.c バトルシステム面修正、ゲーム難易度の下方修正
2020/05/16 03:04 パッチノートVer1.0.0.e 進行不可バグ修正
2020/05/16 13:06 パッチノートVer1.0.0.f バグ修正
2020/05/16 16:49 パッチノートVer1.0.0.g バグ修正
2020/05/16 19:39 パッチノートVer1.0.0.h バグ修正、フォーラム開設

((多分ユーザーから寄せられたバグに関する対応をどんどんこなしているのかな…?

また、今後の機能アップデート予定も述べられてあります:
steamcommunity.com

現状では、「ゲーム進行が不可能になる」系統のバグや「フリーズする」系統のバグ、その他細かなバグについての対応が多いですが…。
ゲーム難易度の調整や、1度見たシナリオのSkip機能など便利な機能もどんどんリリースされております。

実は筆者は、仕事でシステム開発をしているのですが…そんな自分から見るとこのアップデート速度はハッキリ言ってヤバイなと。
((まぁゲーム開発はしたことないので、何とも言えませんが…

Project Moonさん曰く、「LoRはユーザーからの声を取り入れながら、アップデートを繰り返していきたい」とのことでしたので…。
これだけ短いサイクルでアップデートをかけてくれるのであれば、意見もとても伝えやすいなぁ…と思っちゃいます。

ちなみに、バグ報告は執筆当時(2020/05/16)の段階では、下記のSteamフォーラムに投稿を促されています。
About the bug report :: Library Of Ruina General Discussions

もしLoRを購入されてバグに気づいた方は、上記フォーラムに投稿してみるのもいいかもです!

おわりに

今回はLoRを触ってみて感じた、前作との違いや推しポイントを紹介させていただきました。
まだまだアーリーアクセスなゲーム…日ごとにどんどん改善され、ゲームシステムが変わっていくなと。
これがアーリーアクセスゲームの醍醐味かもしれませんね。

ちなみに、「LoR、気になってるけどもう少し詳しく知りたいな…」という方は実況動画の視聴をお勧めします。
早速とらねずのひとがLoRの実況動画を投稿されてたので…ゆっくり実況に抵抗のない方はぜひぜひ。

www.nicovideo.jp Youtube版

また、とらねずのひとは前作『Lobotomy Corporation』も実況されており…。
前作のストーリーについての理解を深めたい場合は非常に参考になるかと。
筆者の様に「前作のストーリーってどんな感じだったっけ…」となってる方にもお勧めです!
((ただちょっと長いですが…(90Part越え)

www.nicovideo.jp

本記事はこんなところで、次回記事ではゲームシステムに関する詳細な紹介をしていければと!
それでは|д゚*)

追記: 2020/05/23

5/23に公式からかなりの大型アップデートの予定がアナウンスされました。
https://store.steampowered.com/newshub/app/1256670/view/2217405855364783090store.steampowered.com

そして、本アップデートの中に気になる記述が。

当該パッチにでストーリーの進行度、階の開放度が初期化される予定です。
ご了承ください。

…とのこと。いやぁたまげたなぁ…。

恐らくは、こちらのアップデートの影響でしょうが…

  • 幻想体バトル

    • 階に与えられた課題(クエスト)を完了したとき、次の階を開放するために幻想体バトルを行う必要があります。
    • 幻想体は、各個体ごとに最適化された世界が具現化された本の中に眠っています。
    • 司書たちはそれぞれの本の中に入り、幻想体の世界に侵食された司書と戦います。
    • 戦闘で勝利した場合は司書が1名解禁され、該当する幻想体のカードを使えるようになります。

アップデート内容告知記事より引用

ただ、バトルページやコアページの内容は変わらないらしいので。
今のうちは「出来るところまでストーリーを堪能しておく」か「ページ集めに専念するか」でいいかもしれませぬな。

まだアーリーアクセスな段階であるため、もしかしたら今後もこういった進行度リセットはあるかもですので…。
進行度リセットなんて嫌だ!という方は、もう少しプレイするのを待ってみてもいいかもしれませぬ。