Aikの趣味日記

イラストや動画制作の進捗、雑記等を細々と投稿するブログです。

BOOTH使いがpictSPACEを使ってみて感じた所感まとめ

※当記事は、記事執筆当時(2021/06/15)の段階でのpictSPACEさんについて述べています。
特に記事執筆当時において、pictSPACEさんは新機能の追加が目覚ましいサービスです。
もしかしたら今後、サービスの内容は変わるかもしれません。悪しからず。

はじめに

こんにちは、筆者です。
先日pictSQUAREのイベント出展に参加する機会があり、そこで筆者は「pictSPACE出展の準備」も行っていました。

※pictSPACEとは?…BOOTHの様に「個人がオンラインショップを開ける」サービスです。
pictSQUAREの姉妹サービスであり、pictSQUAREとの強力な連携機能があります。

筆者は元々BOOTH使いだったので、BOOTHをそのまま流用しても良かったのですが…。
pictSPACEで出展すると「会場にいながら商品が見れる&購入できる」というメリットに心動かされ。
(購入する立場からすると、そっちの方がいいのかな〜と思った次第です)

その時にpictSPACEをかなり使いこんだので、その時の所感を忘れないうちに記事にまとめてみました。
ご参考になれば幸いです…。

それでは本編にいきましょう٩( ‘ω’ )و

メリット/デメリット一覧

ひとまず、BOOTHと比較したpictSPACEのメリット/デメリットを列挙します:

  • 👍メリット
    1. pictSQUAREとの強力な連携機能
    2. 複数の店舗を1アカウントで開設可能
    3. pixivアカウントがなくても購入可能
    4. 店舗の公開設定に幅がある
  • 👎デメリット
    1. 管理画面が使いづらい
    2. BOOTHと比較して店舗のUIが貧弱
    3. 商品のバリエーション登録ができない

順に見ていきましょう。

👍pictSQUAREとの強力な連携機能

先に話した様に、pictSPACEはpictSQUAREの姉妹サービスということもあり、連携機能が非常に強力です。

BOOTHもそうですが、とらのあな等のpictSQUAREが対応していない外部サービスを使用する場合、こんな感じで別タブでその画面に移動しないといけませんが…。
"pictSQUAREにて外部サービス出展の場合の商品注文画面"

pictSPACEと連携すると、なんと「会場にいながら商品を見れる&購入」できちゃいます。
"pictSQUAREにてpictSPACE出展の場合の商品注文画面その1"
"pictSQUAREにてpictSPACE出展の場合の商品注文画面その2"

これはどのサービスにも負けないメリットだと感じます…。
pictSQUARE上での購買体験をあげるなら、pictSPACE一択になるんじゃないかなと。

👍複数の店舗を1アカウントで開設可能

BOOTHは「1つのpixivアカウントにつき1つの店舗(サークル)」しか持つことができません。

このため、例えば「技術書」と「二次創作物」といった、全然嗜好が異なる商品を扱おうとした場合…。
同じサークル内に、全く嗜好が異なる2系統の商品が乱立することになります。

最近解放されたBOOTHの「商品リスト機能」を使うことで、ある程度は緩和可能ですが…。
booth.pm

それでも、サークルのTOPページには異なる商品が乱立するのは変わらないままです。

ですが、pictSPACEは「1つのアカウントで複数の店舗を持つ」ことができます。
店舗はURLから異なりますし、店舗間で商品が共通になることもありません。

店舗名も丸ごと変えられるので、例えば「技術書」と「二次創作物」2つの店舗を持つ場合でも「Aikの技術書部屋」と「Aikの二次創作部屋」と言った様に、全く異なる別店舗として展開可能です。

購入される側としても、「技術書と二次創作物両方をお求めに来る方」は少ないと思うのでね。
それぞれで2つの店舗を案内しておけば、ノイズとなる商品が邪魔になることもなく店舗を見ていただけるかなと思う次第です。

👍pixivアカウントがなくても購入可能

BOOTHはpixivアカウントがなければ、商品を購入することはできませんが…。
pictSPACEは「商品を買うだけ」であれば、会員登録せずに購入することが可能だそうです。
参考:公式Q&A

とは言っても、オンリーイベントを嗜む方ならpixivアカウントくらい持ってても不思議ではないですが…。
pixivというサービスに依存することなく、自由に商品を購入できるのはメリットかなぁと。

👍店舗の公開設定に幅がある

BOOTHで作成できる店舗は「非公開か公開」の2択しかありません。
そのため、例えば「URLを知ってる方にだけ商品を売りたい」と言ったことをやろうと思うなら、月額550円の有料サービス機能を使うことになります。
booth.pm

これが、pictSPACEだと実に幅のある公開設定を無料で選ぶことができます。
選べるパターンとしては下記の通り:

  • パスワードを知っている人にしかアクセスできない店舗を作れる
  • pictSPACEの姉妹サービス『pictBLand』『pictMalFem』『pictGLand』のユーザーしかアクセスできない店舗を作れる
  • pictSPACEの姉妹サービス『pictBLand』『pictMalFem』『pictGLand』のフォロワーしかアクセスできない店舗を作れる
  • Twitterフォロワーしかアクセスできない店舗を作れる

特に「Twitterのフォロワーしかアクセスできない店舗を作れる」のは色々と強力そうです。
(YouTubeのチャンネル限定公開みたいな感覚で店舗を作れるんじゃないかなと)

BOOTHがこれの下位互換的な機能ですら有料機能ということを考えると、なかなか太っ腹だなと感じます。

👎管理画面が使いづらい

※本章からはデメリットのお話となります

pictSPACEはまだまだ出始め(?)なサービスだからということもあってか、商品登録画面がBOOTHと比べてかなり使いづらく感じます。
(BOOTHは2013年に開始された超老舗サービスですし、比べるのもアレですが)

例えば「商品の並び替えがドラッグ&ドロップでできなかったり」。
※各商品に「1つ上へ配置」「1つ下へ配置」というボタンがあり、それをぽちぽち押して並び替える方式です。

「店舗の外観が調整できなかったり」。
※BOOTHだと背景、文字色などを好きにカスタマイズできますが、pictSPACEではそれはできません。

「商品画像の登録がやりずらかったり」。
※メイン画像、サブ画像と分かれており、サブ画像の並び替えはできません。最初から順番を考慮して登録する必要があります。 "商品画像のサブ画像登録画面"

…と、ざっと並べてもこれだけ使いにくいところがあります。
まだまだ開始したてのサービスということもありますし、BOOTHの様な洗練された使用感をpictSPACEに求めるのも無理がある話だと思うので…。
機能アップデートを待つか、これら使用感に慣れる形になるかなと。

👎BOOTHと比較して店舗のUIが貧弱

こちらはpictSPACEさんで公開してくださっている、サンプル店舗を見ればなんとなく察せるかなと。
pictspace.net

掲載できる「要素」はBOOTHと近しいものなので、機能面的には十分なのですが…。
BOOTHの様な洗練されたUIに慣れすぎていると、どうも店舗UIが貧弱に感じてしまいます。

先に話した様に「店舗の外観が調整できない」ため、背景色や文字色を変えることも不可能ですので…。
「店舗のUIをおしゃれにしたい!」と言った方には向いてないかなと思います。

👎商品のバリエーション登録ができない

個人的にpictSPACEさんで感じた1番のデメリットがこれです。

BOOTHでは「1つの商品に複数のバリエーション商品を持たせる」ことが可能です。
例えば下記の商品は、1つの商品内に9つのバリエーション商品を持たせています。
https://aik0aaad.booth.pm/items/2989150aik0aaad.booth.pm

このため「とある作品の全キャラ分のアクリルグッズをそれぞれ作った!」としても、BOOTH上には1商品を登録するだけで済みます。
複数のバリエーション商品で商品一覧が埋まらないのがメリットですね。

…しかし、現時点でのpictSPACEさんでは「商品のバリエーション登録」はできません。
このため、上記にあげた様な商品だと「9つの商品として商品登録を行わなければなりません」。 "9つの商品をpictSPACEに登録した様子"

これがま〜〜面倒で面倒で…。
BOOTHのバリエーション登録機能が神機能に思えたくらいです。

本中心なサークルであれば、バリエーション展開も少ないでしょうしこうした弊害は気にしなくていいと思いますが…。
筆者の様に「グッズ中心」かつ「オールキャラ」系統のサークルでは地獄を見る羽目になります…ご注意をば…。

おわりに

今回の記事では、BOOTHを3年くらい使っている筆者から見たpictSPACEのメリット/デメリットについてまとめてみました。

色々メリット/デメリット述べましたが、pictSPACEはpictSQUAREと同様「まだまだ発展途上のサービス」です。
特にデメリットについては、今後のアップデートで解消されるかもしれません。

また、BOOTHと比較した時の明確なメリット(沢山の店舗を持てる、店舗公開設定が柔軟)も多々ありますし、サービス開始から間もなく機能改善もバンバン行われているっぽいです。

筆者的には、先に掲げたデメリットが解消されればBOOTHからpictSPACEに移行してもいいなと思っているので…今後の機能アップデートに期待と言った所存です!

それでは|д゚*)